令和三年弥生。

令和三年三月一日月曜日。

まだ日が昇る前に市場に向かうと、

まず先に目に入ったのが「めばる」だった。

一月、二月の操業は週に1回あれば良い方だというのが庄内浜。

先週までの時化続きでまともに仕入れができず、

やっとの事で漁があり、心踊らせ市場に来た。

真鯛や鰤、のどぐろ、河豚や槍烏賊、新鮮で旬な魚が並ぶ。

 

先週から「から鱈」(お腹に何も入っていない真鱈)が増え始め、

たつ(白子)や真子(たらこ)も終わりに近づいていた。

 

北日本、東北では春を代表する魚として、

かつてニシンが「春告魚」(はるつげうお)と呼ばれていたそうだ。

産卵のために3〜5月頃になると接岸することから、

そう呼ばれるようになったという。

しかし1950年代以降、ニシンの漁獲高が激減してしまい、

春から初夏に旬を迎えるメバルも、春告魚と呼ばれるようになってきた。

今朝上がった「めばる」は赤々としてハリがあり艶やか。

文字通り「春告魚」に相応しい。

 

これからは「サクラマス」が旬を迎える。

庄内浜で水揚げされる「サクラマス」は高級魚にして山形県魚🐟。

脂の乗った桜鱒を素焼きにして、大根おろしと醤油をかけ、

パリパリの皮を炊きたての白ご飯と…最高の組み合わせだと思う。

(これにバターを落とすと〜(≧∇≦))

 

季節の移ろいを食材で感じる。

清々しい弥生のはじまり、そんな朝でした。

 

さて、三月のお休みは

8日(月)

14日(日)

21日(日)

29日(月)

となります。

よろしくお願いいたします。

りょ。

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