「けんこ」って言いますか
2025年8月3日 1:17 AM
今日も36度の鶴岡市。
外に出るとアスファルトの照り返しもあり、
それ以上に暑さを感じます。
熱中症警戒アラートも連日発令されてますので、
水分、ミネラルを積極的に摂取して下さい。
さて、
「けんこ」とは、庄内弁で「貝」のことです。
貝全般のことをこの辺では「けんこ」っていいます。
夏は「けんこ」が旬です。
岩牡蠣、栄螺、笑貝、にし貝、黒バイ貝 などなど。
先日、
山形県水産研究所で行われた笑貝「イガイ」のセミナーに行ってまいりました。
「軟体動物門二枚貝綱翼形亜綱イガイ目イガイ超科イガイ科イガイ亜科イガイ属」です。
「笑貝」と書くのはこの辺りだけみたいです。
ムール貝とは別物で、洋食で多用されて全国的に流通しているのは
ムラサキイガイという品種です。
山形県のイガイは昔から一部の地域でのみ食され、特に7~8月の夏がおいしい時期と伝えられてきました。実際は相当な資源量があるとされるものの、夏以外の季節は単価が下がることなどからほとんど利用されていない現状です。その一方で鮑や岩牡蠣などの磯根資源は減少傾向にあり、代替資源としてイガイは有望視されている…みたいです。
*イガイ(貽貝、笑貝)浜ではイゲ・エゲと呼ばれる。
*日本各地の沿岸に広く分布し、外洋に面した岩礁域に生息。
*庄内地域では「お盆に食べる貝」として庄内の食文化に深く根付いている。
*内陸では知名度が低く、近縁種であるムラサキイガイと混同されている。
*瀬戸内地域では「瀬戸貝」と呼ばれる高級見。祝いの席で使われる。
*アワビやイワガキの減少が著しい中、イガイは各浜で相当な資源量があるとされ、
数年前より増加しているとの声が聞かれる。
*食文化のある夏季(7、8月)の需要は高いが、お盆を過ぎると需要が無くなり、
単価が安くなるため漁獲されなくなる。漁期が非常に短い。
*イガイは水中の植物プランクトンを取り込んで餌としているため、
有害な貝毒プランクトンを蓄積して化する恐れがある。
*貝毒プランクトンは4月上旬~5月中旬に特に高密度で発生する傾向があるが、
(貝毒プランクトン 多量出現水温10~ 15°C)夏から冬の間は発生量が少なく、
秋はイガイが毒化する可能性は低い。
*肥満度は通年で大きな差はないが、夏から秋にかけての肥満度が高い。
*イガイの産卵期は冬~春と長く、イワガキのように急に身が痩せることはない。
*身の肥満度や安全な時期を考慮すると10月頃まで漁期を拡大できる可能性がある。
1月2月3月は汁が美味しい(産卵期)…
4月5月6月は貝毒で危険な時期(海水温が10~ 15°Cくらい)…
7月8月9月10月11月は身が特に美味しく、身の肥満度も良好な時期…
12月1月2月時化てるときは出れません🚤。
ということで、
底引き漁が9月から再開しても、イガイを採る漁師さんがいれば、
秋でも冬でも美味しいイガイが手に入るというワケです。
ただ、
漁師さん曰く、
8〜9mある長い棒を海の中にいれ、鉤バリで引っ掛けて採るらしいのですが、
波で船が揺れ動く中、箱眼鏡で海中を見ながら引っ張り上げるのは相当大変で、
しかも足子と呼ばれるイガイの毛(触手)が、岩礁にしっかりと絡みついているので、
かなりの力仕事で重労働だそうです。
今回の会場には漁師さん、県の職員さん、料理人さん、漁協さんがいて、
(仲卸と魚屋さんがいなかったけど)お互いの意見を交換するいい機会でした。
こういうのもっとやればいいのに!と思った「イガイ」セミナーでした。
危険を伴う海の中で調査された方々に心からの感謝と、
この研究結果を大事に「イガイ」を庄内の名産として、
自信を持ってお薦めしていきます。
葉月のお休みはご覧の通りです。
3日(日)〜6日(水)まで連休をいただきます。
16日(土)は赤川花火大会のため、夜はお休みいたします。
宜しくお願い致します。
りょ。