平目刺し御膳550円
2021年5月18日 12:47 AM
沖縄地方と奄美地方、九州地方そして、東海地方まで次々に梅雨入りしました。
東海地方に於いては例年より21日も早い梅雨入りということで、
東北地方もその例に漏れる事なく早い梅雨入りが予想されます。
度重なる「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が
なんとか新型コロナ感染症の拡大防止と、
経済の再生に役立つものとその効果を期待しておる今日この頃ですが、
そんな中でもご予約を頂戴し、
お弁当やオードブルなどをご提供させていただきながら、
なんとか息をつないで元気に営業しております!
さて、
先週の木曜日から日曜日にかけて、
「平目の刺身御膳 550円 税込み」
(小鉢 ご飯 お味噌汁 香の物)を
お昼限定で提供いたしました。
(肝や胃袋、玉子はポン酢で。)
タテマエとしては…
魚食の普及と、
落ち込み激しい売り上げへの少しの貢献と、
このような催しの案内が、
ランチカードのQRやFacebook・SNSなどから
どのように波及しているのかの検証の為ということでした。
(ポイントカードありますよ〜。QRからHPに飛びます。
ミニデザートまたはコーヒー・ソフトドリンク サービスしております!)
結果としてはマズマズってなところでしょうか(≧∇≦)。
ホントのところは以下参照↓
晴れの日が続いた先週のこと…。
① 庄内ざっこ仕入れ担当
月曜日の早朝から漁があり、意気揚々と仕入れに向かい、
欲しい魚をゲットする。
今週は晴れの日が続き水揚げも多い♪
市場の中は魚が並んでいる状態だが、
活気がない。
なぜか?
↓
② 漁協さん仲買さん魚屋さん。
先週木曜日に魚市場と魚屋(仲卸)さんのやりとりの中で、
取引値段がつかないことに悩む競り人。
売り切れない魚を無理して多めに仕入れざるを得ない魚屋さん。
魚がダブついている状況はコロナ禍のニュースなどで
知っている人も多いと思うが、
山形県内に感染者が急増した頃から顕著だ。
↓
③ 漁師・生産者さん。
漁師さんも数少ない庄内の漁期を逃すわけにいかないので、
波の穏やかな日には網を張り針糸を垂らす。
好天で大漁にこしたことは無いのだが、
出荷した先の市場で値段がつかない。
(面白いのが高級魚はそんなに下がらない)
↓
① 全国的に感染者が急増している影響で、
鶴岡市内の感染者は一時期より落ち着いきているが、
山形県内の状況は日々悪化しており、
お客様の流れは依然膠着状態。
(多分うちだけでは無いと思うが…)
客数が伸びなければ、売上も上がらなく、仕入れを減らす。
↓
② 仲卸・魚屋さんの中でも小売やスーパー、大手が相手となれば、
市場価格の下落によって安価に購入でき商品を供給できること自体は
旨みに感じることもあると思うが、(お客様はできるだけ安い方が良い!)
飲食店を相手に引き受けている仲卸・魚屋さんはかなりの痛手を受けている。
↓
③ そして、漁には出るものの安価な取引と市場価格の下落に落胆する生産者。
①⇄②⇄③のループ。
悪循環だ!
ということで、
何かできないかと思い、木曜の朝に始めたのが、
「平目の刺身御膳 550円 税込み」である。
別に0円でも、1000円でもよかったのですが…。
言わずもがな、
良いものを良い状態で仕入れ、美味しく仕立て、
その対価を頂くのが当店の信条でありモットーであると考え、
基本的に安売りはしない。
しかしながら上記の状況で苦悩する様を見ていて、
なんとか微力ながらお手伝いをぉぉぉぉ〜!!!
と思ったのがそのキッカケ。
まだまだこの状況は続くでしょうし、
これから梅雨時期になり、底引きの禁漁や
台風や不安定な天候によって漁の回数も減ります。
安く提供しないにせよ、どんな形であっても、
何かしらアクションを起こして、
魚食とその消費に役に立てればなと、
ギョッピーを見て感じ奮起しました。
昨年末あったような、飲食店と漁業関係者を繋げ、
消費者(お客様)と飲食店にとってもウィンウィンな、
今こそ困窮している飲食店や魚に携わる方たちの底上げを
支援していただける政策が必要とされているのではと考えます。
(これはちょこっとおエラいさん方への要望♪)
また違う魚種を使って、このような応援企画を
ゲリラ的に打ち出そうと思っていますので、
ブログやFacebookなどの投稿を見ていただければ幸いです。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m。
定番ざっこのお弁当・オードブル、テイクアウトメニューも!
りょ。