令和三年弥生。
2021年3月1日 10:56 PM
令和三年三月一日月曜日。
まだ日が昇る前に市場に向かうと、
まず先に目に入ったのが「めばる」だった。
一月、二月の操業は週に1回あれば良い方だというのが庄内浜。
先週までの時化続きでまともに仕入れができず、
やっとの事で漁があり、心踊らせ市場に来た。
真鯛や鰤、のどぐろ、河豚や槍烏賊、新鮮で旬な魚が並ぶ。
先週から「から鱈」(お腹に何も入っていない真鱈)が増え始め、
たつ(白子)や真子(たらこ)も終わりに近づいていた。
北日本、東北では春を代表する魚として、
かつてニシンが「春告魚」(はるつげうお)と呼ばれていたそうだ。
産卵のために3〜5月頃になると接岸することから、
そう呼ばれるようになったという。
しかし1950年代以降、ニシンの漁獲高が激減してしまい、
春から初夏に旬を迎えるメバルも、春告魚と呼ばれるようになってきた。
今朝上がった「めばる」は赤々としてハリがあり艶やか。
文字通り「春告魚」に相応しい。
これからは「サクラマス」が旬を迎える。
庄内浜で水揚げされる「サクラマス」は高級魚にして山形県魚🐟。
脂の乗った桜鱒を素焼きにして、大根おろしと醤油をかけ、
パリパリの皮を炊きたての白ご飯と…最高の組み合わせだと思う。
(これにバターを落とすと〜(≧∇≦))
季節の移ろいを食材で感じる。
清々しい弥生のはじまり、そんな朝でした。
さて、三月のお休みは
8日(月)
14日(日)
21日(日)
29日(月)
となります。
よろしくお願いいたします。
りょ。