日本酒いとをかし。
2018年10月2日 11:30 AM
日本酒の国内消費拡大と普及推進活動は必須だ!と、
若手杜氏または若き蔵元の社長、次世代を担う酒蔵の若旦那が集結し、
地域の特色を生かした日本酒が醸され、メディアに多数取り上げられています。
秋田「NEXT5」はじめ、宮城の「DATE7」、青森「FUTUER4」、長野佐久地方「SAKU13」…。
このブログでもちょいちょい顔を出しておりますが、
山形県にも素敵な若手酒造り集団がいることをご存知でしょうか?
その名も「山川光男」さん。
水戸部酒造・天童市(山形正宗)、
楯の川酒造・酒田市(楯野川)、
小嶋総本店・米沢市(東光)、
男山酒造・山形市(羽陽男山)
4蔵元の代表酒造銘柄から一文字ずつをとって命名されました。
2016年から共同醸造を開始し、季節や様々なシーンで登場します。
各酒造元が持ち回りで、リリースの度にコンセプトが変わります。
山形の酒らしい綺麗で芳醇な酒質で、その土地の郷土色をキャラクターを通して表現しながら、世界平和のために活躍しています。
そんな「山川光男」さんから、秋の便りが届きました。
「山川光男 2018 あき」。
今回は初の雪女神を原料米に、6号酵母使用。
色調は透明感のある淡いイエロー。
ファーストは華やかなふくよかな香り、洋ナシ、葡萄、マスカットのような芳醇な果実系。お米の持つ香りか、バナナやライチ様の香りも。
味わいの第一印象はやや強く、上品な甘みとまろやかな旨味、酸味は丸みがありきめ細かく、苦味は穏やかでスムースなバランス、まろやかな口当たり。甘と酸のバランス良く余韻が長い。
原料米:山形県産酒造好適米100%(雪女神100%)
精米歩合:50%
アルコール分:15度
製造元:男山酒造㈱(羽陽男山)
美味しいお酒を作るにはまず美味しいお米から!
これから稲刈りのシーズン。
台風の影響で倒伏している田んぼもちらほら。
スズメから稲を守っている山川光男さん…いつも必死でウケます。
美味しいお米を作るのには手間暇、労力がかかりますね。
秋鮭もイクラも美味しい季節。
熱々の新米に焼きほぐした鮭の身と、イクラをたっぷりかけて、
秋の夜長にゆっくりと盃を傾けるのも、いとをかし。
りょ。